JIRA Softwareのカンバンボードの作成および設定の例を紹介します。
JIRA Softwareのボードは、プロジェクト作成時に自動で作成されるボードにより、下記の3種類に分かれます。
プロジェクトの種類 | 自動で作成されるボード |
---|---|
・ Scrum software development (スクラム ソフトウェア開発) |
スクラムボード |
・ カンバンソフトウェア開発 | カンバンボード |
・ 基本ソフトウェア開発 ・ プロジェクト管理 ・ タスク管理 ・ プロセス管理 |
自動では作成されません。 必要に応じて手動で作成します。 |
自動で作成されない場合、代わりに手動でボードを作成して使用することができます。すでにボードが存在するプロジェクトにさらにボードを追加したり、複数のプロジェクトにまたがるボードを作成することもできます。
このページでは、下記を試してみます。
カンバンプロジェクトを作成すると、デフォルトでカンバンボードが1つ作成されます。そのカンバンプロジェクトにカンバンボードをもう一つ追加するため、画面右上の「ボードを作成」ボタンを押します。
「Agileボードの作成」ダイアログが表示されます。「カンバンボードを作成」ボタンを押します。新規プロジェクトを作成するわけではないので、「サンプルデータ付き」は選択しないでください。
「既存のプロジェクトからのボード」を選択して「次へ」ボタンを押します。
追加するカンバンボードの名前を入力し、プロジェクトを選択します。プロジェクトは複数選択することもできます。
カンバンボードが追加されると、各課題の右下にある「ボードで表示」リンクをクリックした際に、カンバンボードの選択ができるようになります。
各課題の優先度で色分けしたり、横に並ぶようにして可視化しましょう。
カンバンボードのいずれかを選択し、画面右上の「ボード」ボタンを押してメニューを表示させ、「設定」を選択します。
左から「カードの色」を選択し、中央の「ベースの色」で色分け方法を選択します。この例では「優先度」を選択します。デフォルトの色分けでよければ、右上の「Back to board」をクリックしてカンバンボードに戻ります。
カンバンボード上の各課題の左側にそれぞれの優先度に応じた色の帯が表示されます。しかし色覚への配慮が必要な方向けには不適切かもしれません。
もう一度画面右上の「ボード」ボタンを押してメニューを表示させ、「設定」を選択します。
左から「スイムレーン」を選択します。最初は「最優先」用および「その他」用の2つの設定が存在します。「優先」用の設定を入力して右横の「追加」ボタンを押します。
ちなみに「スイムレーン」は、カンバンボード全体を水泳のプール、各優先度を水泳選手(スイマー)、レーンを各選手ごとの専用コースと想像していただくと理解しやすいかもしれません。
このままだとカンバンボード上でも上から順に「優先」「最優先」「その他」の順に表示されてしまいます。スライドして「優先」及び「最優先」の設定の場所を入れ替え、右上の「Back to board」をクリックしてカンバンボードに戻ります。
「最優先」および「優先」の課題が一目でわかるようになりました。
カンバンボードについてさらにお知りになりたいですか?
* Atlassian様による、ボード設定についてのドキュメントもご覧ください。
https://ja.confluence.atlassian.com/jirasoftwareserver072/configuring-a-board-829056804.html